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翻訳者選定の難しさ2
何と、2ヵ月振りの更新です。
前回、次がいつになるかわからないと最後に書きましたが、まさかこれほど間隔が空いてしまうとは…。
更新しようしようと思いつつ、色々と忙しさに取り紛れて緊急性のないものは後回しになってしまいます。
などというのは怠慢で、やはりもっとまめに更新しないといけませんね。

それでは前回の続きです。
テクノロジー系の専門的な知識と特殊な文化的・伝統的な知識の双方を要する翻訳をテクノロジー系の翻訳者に任せたら…。

あがって来た訳のその非常に難しい部分は惨憺たるものでした。
殆ど直訳の部分が多く、また明らかに本人がよくわかっていないまま訳しているような箇所も散見されます。
勿論、物凄い量の修正要求を出し(殆どやり直し)、私の方で訳し直して提案した箇所も少なくありません。

この時の翻訳者とのやり取りでは時に私の言葉は激烈を極めました。
「あなたは自分で書いた英文(=翻訳)を読んで何が書いてあるか理解できるのか?」、
「英語話者がこれを読んで違和感を感じないとでも言うのか?」、
「きちんと調べているとは思えない。プロの姿勢ではない」、
「本物のプロしかいらない」、
「このような姿勢は次回以降考慮せざるを得ない」等々…。

相手は20年以上のキャリアのあるネイティブ翻訳者で、自称プロとしてこれだけで食べている人です。
それまではケアレス・ミスは多くとも、調べることは調べていたのですが、さすがに分からな過ぎた、というのもあるでしょう。
分からないならわかるまで調べるなり、こちらに聞くなりすればいいものを、
分からないまま訳すというのは最悪の結果を招くものです。

量が非常に多かったので、これをまともな訳にするのには私の方も物凄いことになりました。
勿論、最終的には何とかしましたが。

正直2度とあんな経験は御免だと思ってしまいます。
でもこれは私のミスでもあるんですよね。
人選ミスです。
高度に特殊で文化的なものが入る場合はやはりそれでもこなせるレベルの人に訳してもらい、その後にテクノロジー系の人に専門的な部分を直させる…。
面倒でもこれが最高の質を保証する方法かと痛感しました。


言語サービスのLFET






posted by: aska-j | 翻訳 | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |